ワイヤー矯正の費用はいくら?相場を種類や素材別に紹介!

ワイヤー矯正にかかる費用を知りたいと思っている方は多いでしょう。歯科矯正においてワイヤー矯正は一般的な手法ですが、SNS等を見ても経験した人によってかかった費用が違うため、参考にするのは難しいかもしれません。そこで、今回はワイヤー矯正における具体的な費用相場について、矯正手法や矯正器具の素材、矯正ステップごとに詳しく解説していきます。

すでにワイヤー矯正による歯科矯正を決めている方は、東京都の「前歯矯正専門 Mori Dental Clinic」がおすすめです。前歯の矯正を専門とするクリニックの利点を知れば、見た目と安さを両立したい方にこそおすすめできる理由がご理解いただけるでしょう。

この記事では、ワイヤー矯正の費用相場について解説します。

【種類別】ワイヤー矯正の費用相場

ワイヤー矯正とは、簡単にいえば「特殊なワイヤーと固定器具(ブラケット)を使って歯の位置を徐々に正しい位置へ矯正していくこと」です。

ワイヤー矯正は歯科矯正の中で最も一般的な方法であり、技術が確立されているため安全性も高く、多くの人におすすめできます。

ワイヤー矯正はやり方によって3つの方法に分けられます。それぞれどのようなやり方でどのようなメリットがあるのか、次から解説していきます。

表側矯正

表側矯正とは、歯の表面にワイヤーとブラケットを装着する方法です。歯並びの悪さが比較的重度でも施術しやすく、多くの症例に対応可能というメリットがあります。ただし口を開けると器具が丸見えになるため、審美面では裏側矯正に劣ります。

表側矯正の費用相場は「60万〜130万円程度」と、裏側矯正よりも安いと言えます。そのため費用を節約したい人、見た目を気にしない人にはおすすめできます。逆に、接客業や営業職など、人と接する機会が多い方は避ける傾向が強いです。

裏側矯正

裏側矯正とは、歯の裏側にワイヤーとブラケットを装着する方法です。矯正器具が外側から見えないため審美的に優れており、見た目が悪くなるのを嫌う方には強くおすすめできます。

ただし、表側矯正よりも対応可能な症例が少なく、費用も「80万〜180万円程度」と高額になりやすいため、コストパフォーマンスを重視する方にはおすすめできない方法と言えます。

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正とは、その名の通り器具の装着位置を上の歯と下の歯で、それぞれ裏側矯正・表側矯正と分ける方法です。

中途半端な方法と感じる方も多いですが、費用相場は「80万~130万円程度」であるため、全て裏側矯正にするよりも費用を節約でき、かつ審美面のメリットも得られます。

逆に「何よりも見た目を重視したい」という方にはおすすめできない方法と言えます。

【素材別】ワイヤー矯正の費用相場

次はワイヤー矯正の費用相場について、ブラケットの種類ごとに解説します。

メタルブラケット

合金(金属)のメタルブラケットは歯科矯正では最も一般的であり、耐久性に優れています。また、合金素材は高価でないため、矯正費用も安くなります。メタルブラケットを用いたワイヤー矯正の費用相場は「30万〜80万円程度」です。

プラスチックブラケット

素材にプラスチック(ポリマー)を用いたプラスチックブラケットは、透明であるため表側矯正であっても目立ちにくいです。デメリットとしては、金属より耐久性・耐変色性で劣っている点が挙げられます。プラスチックブラケットの費用相場は「60万〜90万円程度」です。

セラミックブラケット

素材にセラミックを用いたセラミックブラケットは歯の色に近いため、目立ちにくいというメリットがあります。デメリットとしては、他の素材と同じく、金属よりも耐久性が劣るという点が挙げられます。セラミックブラケットの費用相場は「65万〜100万円程度」です。

ハイブリッドブラケット

ハイブリッドブラケットは、プラスチックとセラミックを混合させた素材で作ったブラケットです。プラスチック・セラミック両方の審美性におけるメリットを得られますが、やはり金属よりは耐久性で劣ります。ハイブリッドブラケットの費用相場は「35〜80万円程度」です。

ジルコニアブラケット

ジルコニアはセラミック素材の一つですが、セラミックブラケットよりも高い耐久性を期待できます。強度と見た目の両方を重視できる反面、費用相場は「65万〜100万円程度」であり、メタルブラケットを含む他の素材よりも高額になりやすいです。

ホワイトワイヤー

名前通り色が白いワイヤーが「ホワイトワイヤー」です。素材は元から白いロジウムを使っているものもあれば、銀色のワイヤーを白色に着色したものもあります。より耐久性に優れたロジウムタイプの費用相場は「70万〜120万円程度」です。

ワイヤー矯正の費用負担を少なくする方法

次はワイヤー矯正の費用負担をできるだけ抑える、5つの方法について解説します。

部分矯正の選択

部分矯正は全体矯正よりも矯正範囲が狭いため、費用を抑えられます。

全体矯正の費用相場は「60万〜130万円程度」ですが、部分矯正の費用相場は方法にもよりますが「10万~60万円程度」であり、約半分に抑えられる可能性があります。

デンタルローンの利用

クリニックによっては、独自の「デンタルローン」という仕組みにより、支払いを分割払いにできます。一般的にデンタルローンの分割手数料はクレジットカードやカードローンの手数料よりも低いため、総支払額も安くなる傾向があります。

費用が安い歯科医院の選択

歯科矯正の費用はクリニックによって数万から数十万単位で変わるため、品質と安さを両立できるクリニックを選択することが重要です。費用相場は、クリニックの公式サイトを確認したり、無料カウンセリングを受けることなどで把握できます。

医師の指示に従う

歯科矯正の費用を抑えるためには、可能な限り矯正を短期間で終わらせることがカギになります。そのためには装着時間や通院日程、日常的なケアに関して医師の指示に従い、装置の付け外しや再調整が必要にならないよう、心がける必要があります。

支払方法の工夫

歯科矯正の支払い方法には「都度払い」と「トータルフィー」の2つがあります。都度払いとは矯正の段階ごとに支払う方法であり、初期費用が安くなりますが追加料金が発生する可能性があります。

それに対してトータルフィーは「矯正前に費用を前払いする」方法です。かかる金額が明確であるため分かりやすく、基本的には追加費用が発生しないため、コスト的にもメリットが大きいです。利用可否はクリニックにより異なりますが、可能ならトータルフィーを選びましょう。

ワイヤー矯正をするなら森デンタルクリニック

ワイヤー矯正をするなら、東京都港区にある「前歯矯正専門 Mori Dental Clinic」がおすすめです。その理由は、名前通り前歯の部分矯正を専門としているため技術が高く、他のクリニックで断られたような方にもおすすめできるからです。

また森デンタルクリニックには、次のようなメリットもあります。

  • デンタルローンを使えば月払いで3,900円から矯正が可能
  • 早ければ3か月という短い期間で矯正が終わる
  • 歯を抜かずに矯正できる
  • 保定は裏ワイヤーを使うため後戻りリスクが減る

以上の理由から、森デンタルクリニックは「費用を抑えたうえで最高品質の矯正を受けたい」方におすすめできます。ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

【ステップ別】ワイヤー矯正の費用相場

次はワイヤー矯正の費用相場について、7つの矯正ステップごとに解説していきます。

カウンセリング

クリニックでは初めての来店者に対して、ほぼ必ず医師やスタッフとのカウンセリングを行います。カウンセリングを行うことで患者の意思や希望するゴールを確認したり、すり合わせることができます。カウンセリングの費用相場は、「0〜5,000円程度」です。

検査・診断

カウンセリングが終了したら、次は検査・診断を行います。具体的には口腔内写真の撮影やレントゲンによる骨格・歯根の確認、歯型の採取などが含まれます。検査・診断の費用相場は「1万〜6万円程度」です。

歯周病・虫歯の治療や抜歯

検査により、矯正を行う前に歯周病や虫歯の治療が必要だと判断された場合は、先に治療を行います。治療の内容にもよりますが、費用相場は虫歯治療で「1,000円〜1万円程度」であり、抜歯を伴う場合はそれに数千円が加算されます。

矯正装置

次は矯正対象の歯に矯正装置を装着します。先ほど解説したとおり、装着費用は使用する素材によって変わります。費用相場としては「30万〜120万円程度」となります。

通院・調整

歯科矯正は矯正装置を付ければ終わりではなく、定期的にクリニックへ通院し、装置の確認や調整を行う必要があります。通院・調整の費用相場は「3,000〜1万円程度」です。

保定装置

矯正期間が終了したら、次は後戻りを防ぐための保定装置(リテーナー)を装着します。保定装置にもベッグ・スプリング・ホーレー・インビジブル等の種類があり、費用相場は「1〜6万円程度」です。

保定観察

矯正期間中と同様に、保定期間中も装置の状態を確認し調整を行うために、定期的な通院が必要です。クリニックによる保定観察の費用相場は1回あたり「3,000〜5,000円程度」です。

ワイヤー矯正の費用が保険適用になる条件

次は、ワイヤー矯正の費用が保険適用になる2つの条件を解説していきます。

先天的な疾患がある

歯科矯正の費用が保険適用になるケースについて、日本矯正歯科学会は「別に厚生労働大臣が定める疾患」のために矯正を行う場合、保険適用になる可能性があると明示しています。対象となる先天性疾患の一部として、以下のものが挙げられます。

  • 唇顎口蓋裂
  • ターナー症候群
  • 筋ジストロフィー
  • ウイリアムズ症候群
  • 頭蓋骨癒合症
  • 骨形成不全症

患者がこれらの先天的疾患のために矯正が必要な場合は、保険適用により費用が大幅に安くなる可能性が高いです。ただし、対応可能なクリニックは症例によって異なるため注意が必要です。

3本以上前歯が欠けている

日本矯正歯科学会は「3歯以上の萌出不全(前歯・小臼歯の永久歯)」を原因とした嚙み合わせ異常がある場合も、保険適用の対象になると明示しています。

これは歯が欠けているのではなく、「生えてこない」状態を指しており、その治療には基本的に外科的手術が必要となるためです。

ワイヤー矯正の費用に関するよくある質問

最後に、ワイヤー矯正の費用に関して、よくある5つの質問に回答していきます。

歯科矯正の平均額はいくらですか?

ワイヤー・ブラケットを用いた歯科矯正の費用相場は「60万〜180万円」です。矯正の手法・装置の素材等により大きく費用が変わるため、まずは、無料のカウンセリングを受けたうえで、コストと成果のバランスが取れている選択肢を選びましょう。

ワイヤー矯正の装置は何年つける?

ワイヤー・ブラケットで歯科矯正を行う場合、矯正装置を付けている期間は「1〜3年程度」です。

そもそも歯は急激に動かせないため時間がかかるのは当然ですが、これだけ期間に開きがあるのはケースバイケースだからです。ただ、矯正範囲が狭い人や歯並びに問題がない人ほど、短期で終わる可能性が高いです。

矯正費用は一律いくらですか?

矯正方法やクリニックにより費用は大きく変わるため、歯科矯正の費用を「一律」で試算することはできません。特に審美目的で行う矯正は保険適用にならない「自由診療」であり金額の変動が激しく、他人の矯正費用が当てにならない場合も多いため、注意が必要です。

矯正が後戻りしたら費用はどうなりますか?

矯正・保定期間後に歯の位置が「後戻り」してしまい再矯正を行う場合は、追加で20万〜30万円以上の費用がかかる可能性があります。

この基準もクリニックや選択したコースにより異なりますが、一般的には通常の矯正費用より安くなるものの、同じクリニックで再矯正を行うことが最低条件となります。

ワイヤー矯正の支払い手段はどのようなものがありますか?

ワイヤー矯正の支払い方法には、現金での一括払いや分割払い、クレジットカード払いやデンタルローン等があります。歯科矯正は高額になりやすいため、分割払いがおすすめですが、総支払額を抑えるために、可能な限りデンタルローンを利用することをおすすめします。

大人になってからの矯正のデメリットは?

大人になってからでも歯科矯正を行うことは可能ですが、成長中の子どもが行うよりも矯正期間が長期化しやすいです。また独特の痛みを感じたり、矯正装置が原因で虫歯や歯周病になることもあるため、適切なケアは欠かさないようにしましょう。

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