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マウスピース矯正の正しい清掃方法とは?清潔に保つ重要性と注意点も解説

マウスピース矯正の正しい清掃方法とは?清潔に保つ重要性と注意点も解説

矯正治療や歯ぎしり対策に使われるマウスピースは、毎日の口腔環境を守る大切なアイテムです。
マウスピースの適切な清掃方法や洗浄剤を理解しておけば、長期間清潔に保ち、安心して使用できます。
しかし、正しく扱わなければ細菌や汚れが付着し、虫歯や歯周病、口臭の原因につながるかもしれません。

この記事では、マウスピースの正しい清掃手順や注意点、さらに適した洗浄剤や保管方法を解説します。
加えて、劣化の兆候や交換の目安もまとめました。
矯正歯科を検討している方や、日常的に快適にマウスピースを使いたい方は、参考にしてください。

マウスピースの正しい清掃方法

マウスピースを衛生的に保つためには、毎日の正しいお手入れが欠かせません。
自己流の方法では、汚れが残ったり素材を傷めたりするおそれがあります。
ここでは、自宅でできる基本的な6つの手順を紹介します。

  • 1.マウスピースを外す
  • 2.流水で汚れを取る
  • 3.やわらかいブラシで洗う
  • 4.専用の洗浄剤を使う
  • 5.十分にすすぐ
  • 6.乾燥させる

毎食後、最低でも1日1回洗浄することで、清潔な状態を保ちながら快適に使用できます。

1.マウスピースを外す

マウスピースの清掃は、外す段階から丁寧に行うことが大切です。
まず、必ず清潔な手で扱いましょう。
手に付着した雑菌が移ると、洗浄後でも不衛生な状態になりかねません。

取り外す際は勢いよく引き抜かず、両手の指で端を少しずつ浮かせると、素材を傷めにくく安心です。
無理に外すと変形や破損の原因になったり、歯や歯ぐきを傷つけて思わぬ怪我をしたりする可能性があるため、慎重に扱いましょう。

また、食事や水以外の飲み物を口にする前に外す習慣をつけると、汚れの付着を防ぎ清掃も楽になります。

2.流水で汚れを取る

マウスピースを外したら、40℃未満の流水で全体を丁寧にすすぎます。
水の勢いを利用して、表面についた食べかすや唾液を流し落とすのが基本です。
ポイントは、一方向だけでなく角度を変えて、裏側や噛み合わせ部分まで水を当てることです。
汚れが残りやすい縁や内側のくぼみは、指で軽くなぞりながら流すと効果的でしょう。

すすぎ残しがあると、そのあと洗浄しても、十分な清潔さを保てません。
長時間は不要ですが、毎回30秒程度を目安に、細部まで全体に水を行き渡らせることで、清掃全体の仕上がりがよくなります。

3.やわらかいブラシで洗う

流水で大まかな汚れを落としたら、やわらかいブラシを使って細部まで清掃します。
硬い毛のブラシは表面を傷つけやすいため、子ども用の歯ブラシやマウスピース専用ブラシがおすすめです。

磨く際は力を入れすぎず、軽くなでるように動かすのがポイントです。
とくに噛み合わせ部分や内側のくぼみは、方向を変えながら丁寧に磨くと清潔さを保ちやすくなります。
表面の透明感を保つには、毎日短時間でもブラッシングするのが効果的です。
正しくブラッシングすることで、洗浄剤を使ったときの効果もさらに高まります。

4.専用の洗浄剤を使う

ブラシで落としきれない細菌やタンパク質汚れは、専用の洗浄剤の使用により、効率よく除去できます。
一般的には錠剤や粉末を水に溶かし、その中にマウスピースを一定時間つけ置きする方法が主流です。
短時間で効果を発揮する製品もあれば、時間をかけて除菌するタイプもあるため、必ず説明書に記載された使用方法と時間を守りましょう。

つけ置きの際は全体が浸かるように注意し、浮いてしまう場合は軽く押さえると均一に洗えます。
専用洗浄剤を定期的に併用すると、透明感と清潔さを維持しやすくなり、日常の使用も快適になります。

5.十分にすすぐ

専用洗浄剤でつけ置きしたあとは、流水で丁寧にすすぎましょう。
洗浄液が表面に残ったままだと、口に入れた際に違和感や苦味を感じる原因となり、口腔内の刺激にもつながりかねないからです。
口腔内の粘膜が赤く腫れたり、ひりつきや口内炎を起こしたりすることも考えられます。

すすぐ際は内側と外側の両面に水を当て、角度を変えながら全体を流すと効果的です。
とくに噛み合わせ部分や縁の部分は液がたまりやすいため、指腹で軽くこすりながら流すと残りにくくなります。
数十秒かけて水を十分に当てると、洗浄剤残りによる口腔トラブルを避けられるでしょう。

6.乾燥させる

すすぎが終わったら、マウスピースは必ず乾燥させてから保管しましょう。
水分が残ったままケースに入れると、細菌やカビが繁殖しやすく、不快なにおいや変色の原因になります。

乾燥時は、清潔なタオルやペーパータオルで軽く拭き取ってから、通気性のよい場所に置いて自然乾燥させるのが理想です。
密閉したまま乾燥させると湿気がこもりやすいため、フタは閉じずに風を通しておくとよいでしょう。

夜に洗浄した場合は、寝ている間に十分に乾かすことで、翌朝すぐに清潔な状態で使えます。
乾燥できているか確認するには、表面に水滴が残っていないか、触ったときにべたつきがないかをチェックしてください。

マウスピースの清掃が重要な4つの理由

マウスピースは毎日口に入れるものだからこそ、清掃を怠るとさまざまなトラブルにつながります。
見た目の清潔さだけでなく、口腔内の健康や治療効果を守るためにも、日々のケアが欠かせません。
ここでは、清掃がなぜ必要なのかを4つの観点から整理しました。

  • 1.虫歯・歯周病を予防できる
  • 2.カビを防止できる
  • 3.口臭の原因を減らせる
  • 4.変色や着色の防止につながる

清掃の大切さを認識し、日々の習慣にしましょう。

1.虫歯・歯周病を予防できる

マウスピースを清掃せずに使い続けると、表面に食べかすや細菌が付着し、口腔内にプラーク(歯垢)がたまりやすくなります。
酸を出して歯を溶かすプラークは、虫歯のおもな原因です。

矯正治療中は歯周組織に負担がかかるため、清掃不良があると炎症を起こしやすい状態でもあります。
そのため、歯周病のリスクも高まるでしょう。
定期的な清掃を欠かさず行うことで、細菌の増殖を抑えて口腔内を清潔に保てます。

2.カビを防止できる

マウスピースは口の中で湿気を含みやすく、水分が残ったまま保管するとカビの原因になります。
カビは湿った場所を好み、唾液などの有機物を栄養源として急速に増殖するため、乾燥不足は大敵です。

一度カビが付着すると完全に取り除くのは難しく、変色や素材の劣化を生じさせます。
衛生的に使用するのが難しくなり、新しいものへ交換せざるを得ないケースも少なくありません。

さらに、カビは見た目の不快感だけでなく、吸い込むことで喉や気管に炎症を起こすおそれもあります。

3.口臭の原因を減らせる

マウスピースを清掃せずに使い続けると、表面に残った細菌や食べかすが分解され、揮発性硫黄化合物と呼ばれるガスを発生させます。
これが口臭のおもな原因の1つです。
矯正中は装置や歯間にも食べかすが残りやすいため、口臭のリスクが高まります。

さらに、湿った状態で保管すると細菌やカビの繁殖により、においが強くなるため注意が必要です。
日頃から丁寧に清掃し、口の中の細菌量を抑え、さわやかな状態を保つことを心がけましょう。

4.変色や着色の防止につながる

マウスピースは審美性の観点から透明感が大切ですが、清掃を怠ると表面に歯垢や飲食物の色素が残り、少しずつ黄ばみやくすみが目立つようになります。
とくにコーヒーや紅茶、ワインなど色の濃い飲み物は着色の原因になりやすく、汚れが蓄積すると透明感が失われます。

変色したマウスピースは清潔感を損ない、人前での使用に抵抗を感じる人も少なくありません。
着色が進むと除去が難しくなり、交換が早まることもあるため注意しましょう。

マウスピース清掃でやってはいけない6つのポイント

マウスピースを清潔に保つためには、正しい洗浄が欠かせません。
しかし、清掃方法によってはかえって素材を傷めたり、衛生状態を悪化させたりする場合があります。
ここでは、注意すべき6つのポイントを整理しました。

  • 1.熱湯で洗う
  • 2.強く磨きすぎる
  • 3.超音波洗浄機を使う
  • 4.市販の歯磨き粉を使う
  • 5.入れ歯の洗浄剤を使う
  • 6.湿気が残ったまま保管する

これらを理解して、マウスピースを清潔かつ安全に使いましょう。

1.熱湯で洗う

熱湯で洗えば殺菌できると考える人もいますが、実際には素材を傷めるリスクが大きく、衛生管理には逆効果です。
マウスピースは高温に弱く、熱湯にさらすと樹脂が変形しやすくなります。

見た目にはわずかな歪みでも、装着時に違和感や痛みを引き起こし、矯正効果にも影響を及ぼすことがあります。
一度変形したマウスピースは元に戻らず、新しいものに交換が必要になる場合も考えられるでしょう。

2.強く磨きすぎる

マウスピースは繊細な樹脂でできているため、強く磨きすぎると細かい傷がつきやすくなります。
その傷に汚れや細菌が入り込み、かえって不衛生になってしまうのです。
透明感も損なわれ、白く曇ったような見た目になることもあります。

さらに、繰り返し強い力を加えることで素材が削れ、細かな傷や摩耗で快適さを損ない、装着時の違和感につながるおそれもあります。
見た目の美しさと快適な使用感を守るために、力任せに磨かないようにしましょう。

3.超音波洗浄機を使う

入れ歯やアクセサリーの洗浄に使われる、市販の家庭用超音波洗浄機は便利に見えます。
しかし、多くのメーカーや歯科医院では、マウスピースの洗浄は推奨していません。

振動や圧力によって細かいひびが入りやすく、素材の劣化を早めてしまうからです。
ひび割れが進むと装着時のフィット感が損なわれるだけでなく、破損して思わぬケガにつながるおそれもあります。
また、表面に傷ができると細菌が入り込みやすくなり、衛生面でもリスクが高まります。

超音波洗浄機は一見すると徹底的に汚れを落とせそうですが、マウスピースの寿命を縮める行為です。
ただし、医療用対応の条件付きで、機器を使う歯科医院は存在します。

4.市販の歯磨き粉を使う

市販の歯磨き粉でマウスピースを磨くのは避けるべきです。
多くの歯磨き粉には研磨剤が含まれており、表面を傷つけてしまいます。
微細な傷がつくと透明感が失われるだけでなく、その溝に細菌や汚れが残りやすくなり、かえって不衛生な状態になりかねません。

さらに、香料や発泡剤がマウスピースに残ると、においや味が口に入れたときの違和感につながる原因になります。
一度傷ついた表面は元に戻らず、マウスピースの寿命を縮めてしまいます。

5.入れ歯の洗浄剤を使う

入れ歯用の洗浄剤は、マウスピースには適していません。
入れ歯は金属や硬めの樹脂で作られているのに対し、マウスピースはやわらかい素材でできています。
入れ歯洗浄剤に含まれる成分は強すぎて、マウスピースの変形や劣化を生じさせるおそれがあります。
とくに漂白作用のある成分は、透明なマウスピースを白く濁らせたり、表面をざらつかせたりする原因になりかねません。

見た目の清潔感を損なうだけでなく、装着時の違和感や耐久性の低下にもつながります。
衛生的に保つためには、必ずマウスピース専用の洗浄剤を使いましょう。

6.湿気が残ったまま保管する

マウスピースを洗ったあと、湿ったまま収納すると、ケースの中にも水分がこもりやすくなります。
常に湿った環境が続くことで、においが強くなったりカビが生えたりするだけでなく、ケース自体の清潔さまで損なわれるおそれもあるでしょう。

使用後すぐにフタを閉める習慣は、乾燥不足を招きやすいのでやめましょう。
表面の水分はペーパーやタオルで軽く拭き取り、風通しのよい場所で自然乾燥させてから収納するのが安心です。

マウスピース清掃に適した洗浄剤の選び方

マウスピースを清潔に保つには、毎日のブラッシングだけでなく、週に数回使う専用の洗浄剤を正しく選ぶことも重要です。
しかし、市販の製品にはさまざまな種類があり、成分や使い方によって効果に大きな差があります。
誤った製品を使うと素材を傷めたり、期待していた洗浄効果が得られなかったりするため、注意が必要です。
ここでは、洗浄剤を選ぶ際に確認しておきたい4つのポイントを整理しました。

  • ・洗浄力を重視する
  • ・口腔衛生に配慮されている
  • ・安全性・品質が高い
  • ・使用方法が明確である

マウスピースを長く快適に使うために、正しい知識で洗浄剤を選びましょう。

洗浄力を重視する

使用を重ねると食べかすや着色だけでなく、細菌のかたまりであるプラークや唾液由来のタンパク質汚れも付着します。
これらは流水やブラシだけでは落としきれず、分解力や除菌効果に優れた洗浄剤が推奨されます。

洗浄力の目安は「タンパク質分解酵素が配合されているか」「除菌試験済みか」などの表示を確認するとよいでしょう。
除菌と消臭の両方に対応した製品を選べば、口腔内を清潔に保ちやすくなります。
ブラッシングと併用し、定期的に使うことで、透明感と快適さを長く維持できます。

口腔衛生に配慮されている

マウスピースの洗浄剤は、単に汚れを落とすだけでなく、口腔衛生への影響の考慮も不可欠です。
強すぎる薬剤を使うと、口腔内の刺激となり、粘膜を傷めたり味覚に違和感が残ったりするおそれがあります。
「低刺激」や「ノンアルコール」などの表記がある製品は、安心して使用しやすいでしょう。

また、除菌効果と同時に消臭効果があるかどうかもポイントです。
口腔粘膜に負担をかけず、清潔さと快適さの両立を意識して選ぶことが大切です。

安全性・品質が高い

成分に刺激が強い化学薬品が含まれていると、口腔内の粘膜に負担をかける可能性があります。
毎日口に入れるものだからこそ、洗浄剤の安全性や品質の高さを重視しましょう。
「医療機関推奨」や「第三者機関での安全性試験済み」の表示が、製品選定時の参考になる指標です。

また、国内外で認証を受けているかどうかも、品質を見極めるポイントです。
購入先には、歯科医院やドラッグストア、インターネット通販などがあります。
とくに歯科医院で推奨される製品は信頼性が高く、治療状況に合ったものを選びやすいでしょう。

使用方法が明確である

洗浄剤を選ぶ際には、成分や効果だけでなく使用方法の分かりやすさも重要です。
説明書が不十分だったり、使い方が複雑すぎたりすると、十分な効果が得られません。

とくに「つけ置き時間」や「使用頻度」の明記を、必ず確認しましょう。
長時間のつけ置きは素材を傷める原因になり、短すぎると洗浄効果を最大限得られない場合があるためです。

パッケージや商品サイトで手順が表記されていれば、日々の生活に取り入れやすく、安心して継続できます。

マウスピースの正しい保管方法

保管方法を誤ると、きれいに洗っても衛生状態が損なわれます。
湿気や雑菌の影響を受けにくく、安心して次回も使える状態に保つには、適切な保管の習慣が不可欠です。
ここでは、清潔さを維持しながら、マウスピースを長持ちさせるための保管方法を3つ解説します。

  • ・専用ケースに入れる
  • ・適した場所に保管する
  • ・使用期間を守る

正しい保管は、清掃と同じくらい大切なケアの一部です。
習慣として身につけましょう。

専用ケースに入れる

マウスピースは使用後、専用ケースに入れて保管することが基本です。
ケースは持ち運びやすく、外出先でも清潔に管理できる点がメリットです。

専用ケースは、通気口が設けられたプラスチック製の容器で、内部に湿気がこもらず乾燥を助けるよう設計されています。
ポーチや袋に直接しまうと通気性が悪く、雑菌が繁殖しやすくなるため避けましょう。

また、ケース自体も定期的に洗浄し、常に清潔を保つことが大切です。
専用ケースの活用により、マウスピースの破損や紛失リスクも減らせます。

適した場所に保管する

マウスピースは専用ケースに入れたあとも、置き場所に注意が必要です。
直射日光が当たる場所や、車内など高温になる環境では、樹脂が変形しやすくなります。

また、浴室やキッチン周辺など、湿気が多い場所も雑菌が繁殖しやすいため避けましょう。
清潔で風通しのよい場所に置くことが望ましく、寝室やリビングの棚などが適しています。

小さな子どもやペットが触れない位置に保管しておくと安心です。

使用期間を守る

マウスピースは毎日清掃と乾燥を行っていても、永久に使えるものではありません。
素材の特性上、使用を重ねるうちに細かな傷や変色が進み、清潔さやフィット感が徐々に損なわれていきます。
清掃してもにおいが取れにくくなったり、透明感が失われたりした場合は交換のサインです。

一般的には矯正用アライナーは1~2週間、保定リテーナーは数年ごとに交換することが多く、歯の動きに合わせて定期的な作り直しが必要です。
通院を守り、医師の判断に基づいた適切なタイミングで交換してください。

マウスピースが劣化している兆候

マウスピースは毎日の使用や清掃によって、少しずつ劣化していきます。
見た目の変化や装着感の違和感を放置すると、清潔さや治療効果が損なわれる原因になりかねません。
そこで、交換の目安となる代表的な兆候を4つまとめました。

  • ・変形している
  • ・着色している
  • ・表面にざらつきがある
  • ・フィットしない

これらのサインに気づいたら、早めに医師に相談しましょう。

変形している

マウスピースは熱や強い力に弱く、扱い方によっては変形してしまうことがあります。
熱湯で洗ったり暑い場所に放置したりすると、樹脂がやわらかくなり、少しの力でも形が変わりやすくなります。
また、ケースに入れずバッグやポケットに直接入れると、圧力で歪みが生じることも。

変形は装着時の違和感として現れることが多いですが、実際に使う前でも確認できます。
平らな台に置いたときに隙間があったり、光にかざしたときに反りやねじれが見えたりすれば変形のサインです。

着色している

マウスピースは透明ですが、使用を続けるうちに飲食物の色素やたばこのヤニが付着し、黄ばみや茶色い着色が目立つようになります。
一度色がついてしまうと通常の清掃では落としにくく、透明感が戻らないケースも少なくありません。
見た目に不快感があるだけでなく、着色した部分には汚れや細菌が残りやすくなり、口臭や衛生面のリスクを高める要因になります。

さらに、変色が進むと装着に抵抗を感じ、治療の継続にも影響しかねません。
光にかざしたときに濁りや色の変化が見えるようであれば、劣化のサインとして交換を検討するのが安心です。

表面にざらつきがある

マウスピースの表面は本来なめらかですが、長く使用すると小さな傷や劣化によってざらつきが出てくることがあります。
このざらつきは清掃不足の汚れではなく、素材そのものの摩耗や変質が原因です。
ざらついた部分には細菌や汚れがたまりやすく、口臭や炎症のリスクを高める可能性があります。

さらに、舌や粘膜に触れると違和感や痛みを覚えることもあり、快適な装着が難しくなるでしょう。
洗浄してもざらつきが取れない場合は、表面の劣化が進んでいるサインです。

フィットしない

マウスピースが口にぴったり合わないと感じたら、劣化や変形が進んでいる可能性があります。
歯の動きや使用中の圧力で形が微妙に変わり、装着時に浮きやズレが生じることも少なくありません。
フィットしない状態で使い続けると、矯正効果が十分に得られないだけでなく、歯や歯ぐきに余分な力がかかり、口内を傷つけるおそれがあります。

さらに、縁が当たって口内炎ができたり、噛んだときに頬の内側が傷ついたりするケースもあります。

治療をスムーズに!マウスピースの清掃方法を理解しよう

マウスピースは正しい清掃の継続により虫歯や歯周病、口臭、カビのリスクを抑えられます。
また、専用の洗浄剤や正しい乾燥・保管方法を取り入れることで、衛生的に長く使い続けられます。
治療をスムーズに進めるためには、劣化のサインを見逃さず、交換のタイミングを守ることが大切です。

医療法人社団MORI DENTAL CLINICでは、日常のケア方法もアドバイスし、一人ひとりに合った矯正治療をサポートしています。
マウスピース矯正をはじめ、舌側矯正や白いワイヤーを用いた治療など、目立ちにくい方法にも対応。

「短期間で前歯を整えたい」「できるだけ目立たない方法で治療したい」などの相談も可能です。
マウスピースの清掃や矯正治療に不安がある方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

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