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出っ歯の原因は指しゃぶり?歯並びに悪影響を与える理由と対策

1. 出っ歯と指しゃぶりの関係性

1.1 出っ歯とは?

出っ歯とは、上の前歯が通常よりも前方に突出した状態のことを指します。歯科用語では「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれ、子どもから大人まで幅広い年代に見られる歯並びのトラブルのひとつです。

この状態は、見た目のコンプレックスになるだけでなく、噛み合わせ発音、さらに口腔内の健康にも影響を与えるため、早めの対策が大切です。

◆ 出っ歯の主な原因とは?

出っ歯になる原因は、大きく3つの要素に分けられます。

遺伝的要因
両親から顎の大きさや歯の生え方が遺伝することで、出っ歯になることがあります。特に顎が小さい場合、歯が並ぶスペースが足りず、前歯が前方に押し出されることが多いです。

生活習慣の影響
指しゃぶりや口呼吸、舌の癖など、日常的な習慣が歯並びに影響します。特に指しゃぶりは出っ歯の大きな要因とされており、早めに対策をすることが重要です。

歯と顎のバランスの不均衡
歯が大きすぎたり、逆に顎が小さすぎると、歯が正しい位置に収まりきらず、出っ歯になることがあります。

◆ 子どもに多い出っ歯の特徴

特に小さな子どもに見られる出っ歯は、指しゃぶりの習慣が大きな原因となります。

生後間もない頃の指しゃぶりは自然な行為ですが、2~4歳頃を過ぎても続く場合、上の前歯が前に押し出されてしまい、出っ歯になりやすくなります。また、指しゃぶりの習慣は上顎を狭める原因にもなるため、歯がうまく噛み合わない「開咬(かいこう)」という状態を引き起こすこともあります。

◆ 出っ歯が与える影響

出っ歯は、見た目のコンプレックスだけでなく、さまざまな影響を与える可能性があります。

見た目の問題
前歯が大きく突出していると、笑顔に自信を持てなくなり、コンプレックスを抱えることがあります。

噛み合わせの異常
出っ歯の状態では、しっかりと物を噛めないため、食事がスムーズにできなくなり、胃腸に負担をかけてしまうこともあります。

発音への影響
出っ歯によって歯の位置がずれることで、特定の音を発音しにくくなることがあります。「サ行」「タ行」などが聞き取りにくくなることが一般的です。

口腔内の健康リスク
前歯が突出していることで、口を閉じるのが難しくなり、口の中が乾燥しやすくなります。その結果、虫歯歯周病のリスクが高まることがあります。

特に子どもの出っ歯は、早期の対策によって改善しやすくなるため、早めに歯科医院での相談が大切です。
「ちょっと気になるかも…」と思ったら、専門の歯科医師に相談してみましょう。

1.2 指しゃぶりの習慣とは?

指しゃぶりは、赤ちゃんや小さな子どもが安心感を得るために自然に行う行動です。特に生後3ヶ月頃から2歳頃までは、ほとんどの子どもが指しゃぶりをします。この時期の指しゃぶりは心の発達において重要な役割を果たします。

しかし、指しゃぶりが長期間続く場合、特に3~4歳を過ぎても頻繁に行う場合は、歯並びに悪影響を与えるリスクが高まります。

◆ 指しゃぶりがやめられない理由

指しゃぶりをする理由は、年齢によって異なります。

赤ちゃん期(0~2歳)
この時期は、指をしゃぶることで安心感を得たり、眠りにつきやすくなったりします。

幼児期(3~4歳以降)
この時期になると、不安感ストレスを解消するために指しゃぶりを続けることがあります。たとえば、親から注意されたり、保育園などの環境変化によって不安を感じると、指しゃぶりが増えることがあります。

◆ 指しゃぶりの習慣が続くリスク

3歳以降も指しゃぶりが続くと、以下のようなリスクが生じます。

前歯が前に押し出されて出っ歯になる

上顎が狭くなり、噛み合わせが悪くなる

「サ行」「タ行」などの発音が不明瞭になる

これらのリスクは、子どもの成長に大きな影響を与えるため、早めに対策を取ることが大切です。

1.3 指しゃぶりが出っ歯を引き起こすメカニズム

指しゃぶりが出っ歯を引き起こすのは、上の前歯が前方に押し出されるからです。特に、指の押し方や力のかかり方が関係しています。

◆ 指しゃぶりによる歯への影響

指しゃぶりをすると、次のように歯や顎に力が加わります。

1.上の前歯が前方に押し出される
 指を前歯に強く当ててしゃぶることで、歯が前に傾くように動きます。その結果、出っ歯の状態になります。

2.上顎が狭くなる
 指が口の中に長時間入っていることで、上顎の幅が狭くなります。すると、歯が正しい位置に並べなくなり、歯並びが乱れる原因になります。

3.噛み合わせがずれる
 指しゃぶりの影響で、前歯が上下で噛み合わなくなる「開咬(かいこう)」になることがあります。開咬の状態では、物をしっかり噛むことが難しくなり、食事の際に支障が出ることもあります。

◆ 出っ歯の早期予防が大切

指しゃぶりによる出っ歯は、早期に対策を取ることで防ぐことができます。
特に3〜4歳を過ぎた頃からは、意識的に指しゃぶりをやめさせる工夫が必要です。家庭での工夫や歯科医院での相談によって、将来的な歯並びのトラブルを予防できるのです。

2. 指しゃぶりが歯並びに与える影響

指しゃぶりは、子どもの歯並びに大きな影響を与える習慣のひとつです。特に、長期間にわたって続く場合、噛み合わせや顎の発育に悪影響を及ぼし、将来的な歯科矯正が必要になることもあります。

ここでは、指しゃぶりによって引き起こされる代表的な歯並びの異常について解説します。

2.1 開咬(前歯が噛み合わない状態)

開咬(かいこう)とは、上下の前歯が噛み合わず、隙間ができる状態を指します。通常、歯を噛みしめたときに上下の前歯がしっかりと接触しますが、開咬になると前歯同士が閉じきれず、隙間ができてしまいます。

◆ 開咬の原因

開咬の主な原因のひとつが指しゃぶりです。指しゃぶりをすると、指が上の前歯と下の前歯の間に挟まれます。その状態が長く続くと、前歯が外側に押し出され、上下の前歯が接触しなくなります。

また、舌癖(ぜつへき)と呼ばれる、舌を前歯に押し付ける癖も開咬の原因となります。

◆ 開咬が与える影響

開咬になると、次のような問題が起こることがあります。

発音の問題
「サ行」「タ行」など、前歯を使って発音する音が不明瞭になることがあります。特に、幼児期に開咬があると、発音の発達に影響を及ぼす可能性があります。

噛み合わせの問題
前歯で食べ物をしっかり噛み切ることが難しくなります。その結果、食事の際に不便を感じたり、胃腸に負担がかかることがあります。

見た目の問題
開咬は、見た目の印象にも影響を与えるため、コンプレックスにつながることがあります。

2.2 上顎前突(出っ歯)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、いわゆる出っ歯の状態を指します。上の前歯が通常よりも前方に突出しているため、見た目に影響を与えるだけでなく、噛み合わせや口腔内の健康にも影響します。

◆ 上顎前突の原因

上顎前突は、遺伝的要因のほか、指しゃぶりが大きな原因のひとつです。特に幼児期に頻繁に指しゃぶりをしていると、上の前歯が外側に押し出され、出っ歯になりやすくなります。

指しゃぶりによって上顎が前方に成長しすぎることも、上顎前突の原因となります。

◆ 上顎前突が与える影響

上顎前突は、以下のような問題を引き起こすことがあります。

見た目のコンプレックス
歯並びが整っていないことで、笑顔に自信を持てなくなり、心理的な負担になることがあります。

口の閉じにくさ
上の前歯が前に出過ぎてると、口を閉じにくくなることがあります。これにより、口呼吸が習慣化し、口腔内が乾燥して虫歯や歯周病のリスクが高まります。

噛み合わせの異常
上下の前歯がしっかり噛み合わないため、噛む力が弱くなり、食事の際に不便を感じることがあります。

2.3 交叉咬合(上下の奥歯のずれ)

交叉咬合(こうさこうごう)とは、上下の奥歯が左右どちらかにずれて噛み合う状態を指します。通常、上下の奥歯はまっすぐに噛み合うべきですが、交叉咬合になると、歯が左右にずれてしまいます。

◆ 交叉咬合の原因

交叉咬合の原因は、顎の成長の不均衡生活習慣の影響によるものが多いです。特に、指しゃぶりの癖が長期間続くと、顎の成長に影響を与え、上下の歯の噛み合わせがずれてしまうことがあります。

また、片側での偏った咀嚼舌の癖も、交叉咬合を引き起こす要因です。

◆ 交叉咬合が与える影響

交叉咬合になると、次のような問題が生じます。

顎の成長の偏り
上下の奥歯が左右にずれていると、顎の成長も偏ってしまいます。その結果、顔の形が非対称になってしまうことがあります。

噛み合わせの異常
食事の際に、左右どちらかの奥歯に偏って力がかかるため、顎関節に負担がかかり、顎関節症のリスクが高まります。

歯の磨き残し
奥歯がずれていると、歯ブラシが届きにくい部分ができるため、虫歯や歯周病の原因になります。

指しゃぶりが原因で、これらの歯並びの異常が起こることがあります。
特に、幼児期から小学校低学年の間に指しゃぶりの癖をやめさせることが重要です。

3. 指しゃぶりの適切なやめさせ方

指しゃぶりの癖は、子どもにとって自然な行動ですが、長期間続くと歯並びや顎の発育に悪影響を及ぼすことがあります。そのため、成長に応じた適切なタイミングでやめさせることが大切です。

ここでは、指しゃぶりをやめさせるための年齢別の対策、家庭でできる工夫、専門家に相談するタイミングについて詳しく解説します。

3.1 年齢別の対策方法

子どもの成長段階によって、指しゃぶりの原因や対策方法は異なります。
年齢に応じた適切な方法でアプローチすることが、自然に指しゃぶりを減らすカギになります。

◆ 0~2歳:自然な卒業を見守る時期

この時期の指しゃぶりは、生理的な欲求のひとつです。安心感を得たり、眠る前のリラックス行動として見られるため、無理にやめさせる必要はありません。

対策ポイント

 ・おしゃぶりやお気に入りのタオルなど、指しゃぶりの代わりになるアイテムを使う

 ・スキンシップを増やし、安心感を与える

◆ 3~4歳:やめる準備を始める時期

3歳を過ぎると、指しゃぶりの癖が歯並びに影響を与える可能性が出てきます。この時期には、少しずつやめさせる工夫を始めるのが良いでしょう。

対策ポイント

 ・「指しゃぶりをやめると、お兄さん・お姉さんになるよ」といったポジティブな声掛けをする

 ・指しゃぶりをする場面を把握し、その場面での対策を考える(例えば、眠る前に絵本を読むなど)

◆ 5~6歳:本格的にやめる時期

この時期になると、指しゃぶりの影響で歯並びが変わるリスクが高まります。小学校に上がるタイミングで、きっぱりとやめるようサポートしていきましょう。

対策ポイント

 ・指しゃぶりをしている場面を減らすため、手を使う遊び(折り紙やブロックなど)を取り入れる

 ・子どもと一緒に「指しゃぶりをやめるためのルール」を作り、自分で意識する習慣をつける

3.2 家庭でできる工夫

指しゃぶりをやめさせるためには、家庭での工夫がとても重要です。無理にやめさせようとすると、逆効果になる場合もあるため、楽しく自然にやめられる方法を取り入れるのがポイントです。

◆ 子どもの気持ちに寄り添う

子どもが指しゃぶりをするのは、安心感を得るためです。そのため、無理にやめさせると不安感を増幅させてしまうことがあります。

まずは、子どもの気持ちに寄り添い、理由を理解することが大切です。

・例:「どうして指をしゃぶっているのかな?」と優しく聞いてみる

・例:「指しゃぶりの代わりに、ぬいぐるみを抱っこしてみようか」と提案する

◆ 手を使う遊びを増やす

指しゃぶりをする時間を減らすために、手を使う遊びを取り入れましょう。

・折り紙

・ブロック遊び

・絵を描く

これらの遊びは、自然に指を使うため、指しゃぶりを忘れさせる効果があります。

◆ ごほうび作戦を使う

子どもに「頑張り」を意識させるために、ごほうび作戦を使うのも効果的です。

・指しゃぶりを我慢できた日には、シールを貼る

・1週間我慢できたら、好きな絵本を買うなど、小さなご褒美を用意する

3.3 専門家への相談のタイミング

指しゃぶりが5歳を過ぎても続く場合や、歯並びに影響が出ている場合は、専門家に相談することを検討しましょう。

◆ 歯科医院での相談

歯科医院では、指しゃぶりによる歯並びの異常を診断し、適切な対策をアドバイスしてくれます。
特に、開咬や上顎前突(出っ歯)が見られる場合は、早めの矯正が効果的です。

◆ 矯正治療の必要性

もし歯並びの異常が確認された場合、歯科医師から矯正治療の提案があることがあります。

矯正治療は子どもが6歳以降の永久歯が生え始める時期に始めると、自然な歯の動きが期待できるため、早めに相談しておくのが良いでしょう。

無理にやめさせるのではなく、子どもの成長に合わせたサポートをすることが大切です。
特に、出っ歯や開咬などの歯並びの異常が見られる場合は、早めに歯科医に相談しましょう!

4. 出っ歯の治療方法

出っ歯の治療方法には、部分矯正やマウスピース矯正、全顎矯正など、患者さんの状態に合わせたさまざまな選択肢があります。
それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。ここでは、具体的な治療法を解説します。

4.1 部分矯正のメリットとデメリット

部分矯正は、出っ歯などの軽度の歯並びの乱れを短期間で改善できる治療法です。前歯など、気になる部分だけを矯正するため、費用を抑えられるのも特徴のひとつです。

◆ 部分矯正のメリット

短期間で治療が完了
全顎矯正に比べ、部分矯正は半年から1年程度の短期間で治療が終わるケースが多いです。

費用が比較的安い
全顎矯正と比べると、部分矯正は治療費が安いため、負担が少なくなります。

見た目をピンポイントで改善
気になる部分だけを集中的に治療できるため、見た目を早く改善したい方に向いています。

◆ 部分矯正のデメリット

適用範囲が限られる
部分矯正は、軽度から中度の歯並びの乱れに対応する治療法です。重度の出っ歯や、上下の噛み合わせに問題がある場合には、全顎矯正が必要になります。

噛み合わせの改善には不向き
部分矯正は見た目の改善がメインであるため、噛み合わせのズレが大きい場合には適していません。

部分矯正は、軽度の出っ歯や前歯の歯並びが気になる方におすすめの治療法です。ただし、噛み合わせの問題がある場合には、ほかの矯正法も検討しましょう。

4.2 マウスピース矯正の特徴

マウスピース矯正は、透明な装置を使って歯を少しずつ動かす治療法です。取り外しが可能で、見た目が気にならないことから、目立たずに矯正したい方に人気があります。

◆ マウスピース矯正のメリット

目立たない
マウスピースは透明な素材でできているため、矯正中であることが気づかれにくいです。特に大人の方に人気があります。

取り外しが可能
食事の際や歯磨きのときに簡単に取り外せるため、口腔内の衛生管理がしやすいです。

痛みが少ない
従来のワイヤー矯正に比べて、装着時の違和感や痛みが少ないことが特徴です。

◆ マウスピース矯正のデメリット

自己管理が必要
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が必要です。自己管理がしっかりできないと、効果が十分に発揮されません。

対応できる症例が限られる
マウスピース矯正は、軽度から中度の歯並びの乱れに適しているため、重度の出っ歯や噛み合わせのズレには向いていないことがあります。

見た目を気にせず、無理なく矯正したい方におすすめの方法ですが、自己管理ができることが前提です。

4.3 全顎矯正が必要なケース

全顎矯正は、上下の歯全体のバランスを整える治療法です。歯並びだけでなく、噛み合わせの改善も目的とした、総合的な矯正治療になります。

◆ 全顎矯正が必要なケースとは?

重度の出っ歯
上の前歯が大きく前方に突出している場合、全顎矯正が必要になることがあります。

上下の噛み合わせに問題がある場合
上下の歯の噛み合わせが合わず、開咬交叉咬合が見られる場合には、全顎矯正でバランスを整える必要があります。

顎の成長に問題がある場合
出っ歯の原因が、顎の成長にある場合は、顎の骨格の改善も含めた治療が必要です。

◆ 全顎矯正のメリット

歯並びと噛み合わせを総合的に改善
全顎矯正は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの機能も整えることができます。

長期的な効果が期待できる
全顎矯正は、根本的な原因を解消するため、長期間にわたって安定した歯並びを維持できます。

◆ 全顎矯正のデメリット

治療期間が長い
全顎矯正は、2〜3年の長い治療期間を要することが一般的です。

費用が高い
部分矯正に比べて、治療費が高額になる傾向があります。

全顎矯正は、重度の出っ歯や噛み合わせの問題を総合的に解決したい方に向いている治療法です。

5. 出っ歯を放置するリスク

出っ歯をそのまま放置すると、見た目や健康にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
子どもの場合は、早期の対策で改善できるケースが多いですが、大人でも矯正治療を行うことでリスクを軽減できます。ここでは、出っ歯を放置することで考えられる主なリスクを詳しく解説します。

5.1 見た目のコンプレックス

出っ歯は、見た目の印象に大きな影響を与える歯並びのトラブルです。
笑顔になったときに前歯が目立つことで、自分の見た目に自信が持てなくなることがあります。

◆ コンプレックスが心に与える影響

見た目の問題は、以下のように心理面に負担をかけることがあります。

笑顔を見せるのが恥ずかしくなる
自分の歯並びが気になると、人前で自然に笑えなくなってしまいます。

人前で話すのをためらう
発音のしにくさから、会話に消極的になり、人付き合いにも影響が出ることがあります。

自分に自信がなくなる
見た目のコンプレックスが原因で、自己肯定感が下がるケースも少なくありません。

◆ 子どもの場合の影響

特に子どもにとって、出っ歯が原因でいじめからかいの対象になることがあります。これが原因で学校生活に支障が出ることもあるため、早期に治療することが重要です。

5.2 口腔内の健康への影響

出っ歯を放置すると、見た目だけでなく口腔内の健康にも悪影響を与えます。

◆ 虫歯や歯周病のリスクが高まる

出っ歯の状態だと、前歯が磨きにくくなるため、歯垢が溜まりやすくなります。その結果、以下のような口腔トラブルが起こりやすくなります。

虫歯
歯磨きが不十分だと、前歯に虫歯ができるリスクが高まります。

歯周病
歯と歯茎の間に汚れが溜まることで、歯茎が炎症を起こしやすくなるため、歯周病につながる可能性があります。

◆ 口呼吸による影響

出っ歯が原因で口が閉じにくくなると、口呼吸が習慣化してしまうことがあります。口呼吸は、以下のようなリスクを引き起こします。

・口腔内が乾燥し、虫歯や口臭の原因になる

風邪や感染症にかかりやすくなる

歯並びがさらに悪化する

口呼吸は健康に大きな影響を与えるため、早めの治療が必要です。

5.3 発音や食事への支障

出っ歯が原因で、発音や食事に不便を感じるケースもあります。

◆ 発音への影響

前歯が前に出ていることで、特定の音が発音しにくくなることがあります。

・「サ行」「タ行」「ラ行」など、舌が前歯に触れる音が不明瞭になる

・人前で話すことに抵抗を感じ、コミュニケーションに影響が出る

特に、子どもの場合は発音の発達に影響を与えるため、早期治療が大切です。

◆ 食事への影響

出っ歯を放置すると、食べ物をしっかり噛み切るのが難しくなります。

・前歯で食べ物をうまく噛み切れない

・奥歯だけで噛むようになり、顎に負担がかかる

・噛む回数が減り、消化に悪影響を与える

食事は毎日のことなので、こうした支障が続くと胃腸に負担がかかり、体全体の健康にも悪影響を及ぼします。

出っ歯は放置せず、早期に治療することが大切です。
特に子どもの場合は、成長期に矯正を始めると改善しやすいため、気になる場合は歯科医院に相談してみましょう。

6. 出っ歯治療なら森デンタルクリニックの強み

森デンタルクリニックは、出っ歯治療に特化した前歯部分矯正を得意としています。
特に軽度から中度の出っ歯に対応する部分矯正においては、短期間で見た目の改善が期待できるのが特徴です。また、最新設備を活用し、患者さんに配慮した診療環境を提供しています。ここでは、クリニックの強みを3つに分けて解説します。

6.1 前歯部分矯正専門の技術

森デンタルクリニックでは、前歯部分矯正の専門的な技術を提供しています。

◆ 部分矯正が選ばれる理由

前歯の歯並びが気になるけれど、全顎矯正は時間も費用もかかる…という方に、部分矯正はピッタリの治療法です。

・短期間で見た目を改善
通常の矯正治療が2〜3年かかるのに対し、部分矯正は半年~1年程度で治療が完了するケースが多いです。

費用が比較的安い
全顎矯正に比べ、治療費用を抑えられるため、患者さんの負担が軽減されます。

森デンタルクリニックでは、患者さんの状態に合わせて最適な治療計画を提案し、なるべく負担を少なく、短期間での改善を目指しています。

6.2 最新鋭のCT設備による精密診断

森デンタルクリニックは、最新のCT設備を導入しており、精密な診断を行います。
歯並びの状態や顎の骨の位置を3Dで確認できるため、より正確な治療計画を立てることが可能です。

◆ CT診断のメリット

1.歯や顎の状態を立体的に把握
CTスキャンによって、通常のレントゲンでは見えない部分までしっかり確認できます。

2.治療計画がより正確に
歯の角度や顎の骨の状態を詳細に把握することで、矯正装置の設置位置をミリ単位で調整できます。

3.リスクを最小限に
CT診断により、神経や血管の位置を正確に把握できるため、リスクの少ない安全な治療が可能です。

患者さん一人ひとりの口腔内の状態を詳しく分析し、個別に最適な治療計画を提供します。

6.3 プライバシーに配慮した診療環境

森デンタルクリニックでは、患者さんのプライバシーに配慮した診療環境を整えています。

◆ 個室診療でリラックス

歯の悩みは、人に聞かれたくないものですよね。
森デンタルクリニックでは、個室診療室を完備し、プライバシーを守りながらリラックスして治療を受けられる環境を提供しています。

相談しやすい環境
個室での診療は、患者さんが不安や悩みを気軽に相談しやすいというメリットもあります。

周りの目を気にせず治療
特に大人の矯正治療では、見た目を気にして治療をためらう方も多いですが、個室診療ならその心配は不要です。

◆ 感染症対策も徹底

クリニックでは、最新の感染症対策を徹底しています。

・診療ごとの器具の消毒

空気清浄機の設置

スタッフの衛生管理の徹底

これにより、患者さんが安心して治療に臨める環境を提供しています。

森デンタルクリニックは、患者さんの負担を最小限にしながら、安心して矯正治療を受けられる環境作りを大切にしています。

7. まとめ:指しゃぶりによる出っ歯を防ぐために大切なこと

指しゃぶりは幼少期に見られる自然な行為ですが、長期間続くことで歯並びに悪影響を及ぼし、出っ歯や噛み合わせの異常を引き起こすことがあります。放置せず、早期の対策と専門的な治療が重要です。ここでは、指しゃぶりと出っ歯に関するポイントを総括し、適切な対応方法を解説します。

7.1 指しゃぶりと出っ歯の関係の総括

指しゃぶりは、長期間続くと出っ歯の原因になります。特に、2歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合は、前歯が外側に押し出されることで、上顎前突(出っ歯)や開咬(前歯が噛み合わない状態)につながるリスクが高まります。

出っ歯は、見た目のコンプレックス噛み合わせの異常を引き起こすため、放置すると子どもの成長に悪影響を与えることがあります。

また、出っ歯の原因は指しゃぶりだけでなく、口呼吸舌癖などの生活習慣にも関連しているため、家庭でのサポートが重要です。

7.2 早期対策と治療の重要性

指しゃぶりは、子どもの成長段階に合わせて適切な時期にやめさせることが大切です。

理想的なタイミングは、2〜4歳の間に卒業することです。この時期に指しゃぶりをやめることで、歯並びへの悪影響を最小限に抑えることができます。

また、もし出っ歯が気になる場合は、早めに歯科医院で相談するのがおすすめです。特に、子どもの歯は成長期に矯正することで改善しやすいため、早期治療が有効です。

2〜4歳の指しゃぶり対策
家庭でできる工夫を取り入れ、無理なく卒業させる方法を実践しましょう。

出っ歯が気になる場合
歯科医院で部分矯正マウスピース矯正などの治療を検討しましょう。

7.3 専門家への相談のすすめ

歯並びや指しゃぶりの癖について不安がある場合は、専門家に相談するのが一番の近道です。

森デンタルクリニックでは、前歯部分矯正を専門とした治療を提供しています。お子さんの指しゃぶりの影響が気になる方や、軽度の出っ歯を短期間で改善したい方におすすめです。

・早期の相談が重要
歯科医師に相談することで、今後の歯並びの変化を予測し、最適な治療方針を立てることができます。

家庭だけでは難しい場合もある
指しゃぶりをやめさせるのが難しいと感じる場合は、無理をせず、歯科医院で専門的なアドバイスを受けましょう。

出っ歯は早めに対策をすることで、見た目の改善だけでなく、噛み合わせや健康面でのリスクも軽減できます。
森デンタルクリニックのような専門の歯科医院での相談を検討してみてください!

出っ歯治療なら森デンタルクリニックへお任せください!

お子さまの指しゃぶりが原因で歯並びが気になる方や、前歯の出っ歯を短期間で改善したい方は、森デンタルクリニックにご相談ください。

当クリニックは、前歯部分矯正を専門とした治療を提供しており、見た目のコンプレックスを解消し、笑顔に自信を持てるようサポートいたします。

最新のCT設備を活用した精密診断と、患者さまのプライバシーに配慮した環境で、安心して治療を受けていただけます。
まずは、お気軽にお問い合わせください!

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