リテーナーと矯正装置は洗浄するべきなの?洗浄の仕方、注意点とは?

 リテーナーと矯正装置は洗浄するべきなの?洗浄の仕方、注意点とは?


リテーナーや矯正装置をキレイに保てていますか?

リテーナーや矯正装置は、清潔にしないと細菌が繁殖してしまい、お口の中が悪い環境になってしまうこともあります。

そして、間違ったケアをしてしまうと、リテーナーや装置を傷つけてしまい、その部分に汚れがついてしまう悪循環になってしまうこともあるので注意が必要です。

そこで今回はリテーナーや矯正装置の洗浄の仕方や注意点』について詳しくご紹介します。

【目次】

1.矯正装置、リテーナーの洗浄は必要?

2.各種矯正装置の洗浄方法とは?

  2-1 マウスピース矯正

    2-1-1 泡・スプレータイプ

    2-1-2 つけ置きタイプ

 2-2 ワイヤー矯正(表側)

    2-2-1 ブラケットの周り

    2-2-2 全体の磨き方

    2-2-3 歯と歯の間の磨き方

  2-3 ワイヤー矯正(裏側)

3.各リテーナーの洗浄方法とは?

  3-1 取り外しができないリテーナー

  3-2 取り外し可能なリテーナー

    3-2-1 メリット① 研磨剤が含まれていない

    3-2-2 メリット② 除菌作用が高い

    3-2-3 メリット③ 汚れや着色をつきにくくする

4.洗浄する際の注意事項

  4-1 熱湯を使用しない

  4-2 塩素を使用しない

5.まとめ


1.矯正装置、リテーナーの洗浄は必要?

矯正装置、リテーナーの洗浄は必要?

矯正装置やリテーナーは清潔に保っておくことが必要です。

お口の中に入れるものなので、汚れがついたままになってしまうと細菌が繁殖してしまいます。

特に矯正装置は通常の口腔内より、装置に汚れがつきやすい環境です。

しっかりと汚れを除去してあげないと、装置についた汚れから虫歯になってしまうこともあります。

せっかくキレイな歯並びになっても、虫歯だらけになってしまわない様に矯正期間中は特に注意して汚れを除去してあげましょう。

またリテーナーやマウスピースも取り外し式なので、食事中に汚れがつくことは少ないですが、『カビ』や『ほこり』などで口腔内の環境を悪くしてしまうことがあるので、常に清潔に保っておくことが大切です。

2.各種矯正装置の洗浄方法とは?

各種矯正装置の洗浄方法とは?

2-1 マウスピース矯正

マウスピース矯正は形の違う透明のマウスピースを使用して、少しずつ歯を動かしていく方法です。

通常は2週間程度で新しいマウスピースに移行していきます。

食事の際には取り外すことができるので、食事をして歯磨きをしてから装着すると大きな汚れがつくことが少ないですが、磨き残しがついてしまうこともあります。

そのため、1日1回は洗浄することをおすすめしています。

洗浄方法は歯科医院によって推奨しているものが違いますが、水で洗い流すだけでは雑菌が取り切れないことが多いです。

また、歯磨き剤を使用して洗浄してしまうと『研磨剤』によって細かな傷がついてしまい、その部分に汚れた細菌がつきやすくなってしまう悪循環になってしまいます。

マウスピースを傷つけずに清潔な状態を保つには『マウスピース洗浄剤』がおススメです。

2-1-1 泡・スプレータイプ

泡・スプレータイプのメリットはすぐに洗浄することができる点です。マウスピースを付けておく容器も必要がないので、外出中に気になった時に洗浄するのに便利です。

使用方法は泡やスプレーをして1分程度おいて水で洗い流すだけで良いので、お手入れが簡単なところもおススメのポイントです。

2-1-2 つけ置きタイプ

つけ置きタイプは容器につけておかなければいけませんが、全体的に洗浄液をしっかりと行き渡らせることができるので、毎日のケアにおススメです。

洗浄方法は洗浄剤を入れてマウスピースを入れます。

メーカーによって時間は異なりますが、5分から15分程度のつけ置きで、その後手でキレイにして水で流していきます。

2-2 ワイヤー矯正(表側)

表側のワイヤー矯正のブラケットは、取り外しができないので、ワイヤーやブラケットに汚れがつきやすく、普段の歯磨きだけでは汚れが残ってしまいます。

1度に磨こうとせず部分的に分けて磨くことで、磨き残しを防いでいきます。

2-2-1 ブラケットの周り

ブラケットの周りは特に汚れがつきやすいです。歯ブラシの毛先を細かく当てていきましょう。

歯ブラシだけでは汚れが取りにくい時には、毛先が山形になっている『タフトブラシ』を使って細かな汚れを除去してあげましょう。

2-2-2 全体の磨き方

歯ブラシの先の部分を使って、歯の先端に向かって縦に小さく歯ブラシを動かしていきます。

歯Ⅰ本ずつ動かして歯に沿わせて汚れを落としていきましょう

2-2-3 歯と歯の間の磨き方

歯と歯の間は、ワイヤーがあるので、歯間ブラシを通して汚れを落としていきましょう。

この時、サイズ選びを誤って無理なものを使用してしまうと歯ぐきを傷つけてしまうこともあるので、歯科医院で選んでもらうと安心です

2-3 ワイヤー矯正(裏側)

裏側のワイヤー矯正のブラケットも取り外しができません。

裏側矯正のデメリットでもある清掃のしにくさがあるので、歯磨きは念入りに行ってあげる必要があります。

歯の表面は普段通りに1~2本ずつ細かくブラシを当てていきます。

装置がついている裏側は、まず山形の歯ブラシを使って装置周りを場所によって横や縦にして磨いていきます。

その後にタフトブラシを使って左右に細かく振動させて磨いていきましょう。

あまり強い力を入れてしまうとタフトブラシの毛先が寝てしまうので、毛先がつぶれない程度の力で磨いてくださいね。

3.各リテーナーの洗浄方法とは?

各リテーナーの洗浄方法とは?

3-1 取り外しができないリテーナー

取り外しができないリテーナーはフィックスタイプとも呼ばれ、細いワイヤーを接着材で固定していく方法です。
ワイヤー周りに接着材がついているので、しっかりと汚れを落としてあげないと虫歯の原因になってしまいます。
またワイヤーは歯の裏側なので、汚れが落としにくいです。
歯ブラシを細かく当てて、その後にタフトブラシでワイヤー周りと中心に毛先を当ててあげましょう。

その他のセルフケアとしては、殺菌作用のある洗口液を使用してあげると良いでしょう。
またリテーナーの場合でも、定期的に検診してクリーニングすることは大切です。

リテーナーに不具合がないか、汚れが落としきれていないかチェックして、ついている場合には除去してあげることでお口の中の環境を整えてあげることができます。

3-2 取り外し可能なリテーナー

取り外しができるリテーナーでおススメの方法は『洗浄剤を使用すること』です。
洗浄剤には3つのメリットがあります。

3-2-1 メリット① 研磨剤が含まれていない

歯磨き粉には研磨剤が含まれているものが多く、研磨剤で磨いてしまうと細かな傷がついてしまい、その傷に細菌がつきやすくなってしまいます。
洗浄剤は研磨剤が含まれていないため安心です。

3-2-2 メリット② 除菌作用が高い

リテーナーケースにしまっておくと密閉してカビなどが繁殖しやすい環境になってしまいます。
水で洗浄するだけでなく、除菌効果のある洗浄剤を使用してあげることが大切です

3-2-3 メリット③ 汚れや着色をつきにくくする

洗浄剤を使用することで着色もつきにくくすることが出来ます。また清潔に保っておくことで汚れがつきにくくなるメリットもあります。

4.洗浄する際の注意事項


洗浄する際の注意事項

4-1 熱湯を使用しない

リテーナーは熱に弱く、変形しやすいので絶対に熱湯で洗浄してはいけません。
変形してしまうとお口に合わなくなってしまうので、水かぬるま湯で洗浄する様にしましょう。

4-2 塩素を使用しない

塩素は絶対に使用してはいけません。
リテーナーが劣化してしまう恐れもありますので、絶対にやめましょう。

5.まとめ

まとめ


矯正期間中は矯正装置に汚れがつきやすく、いつもよりしっかりと歯を磨くことが大切です。

取り外しの出来ないブラケットの周りに汚れがついて虫歯になってしまうことがない様に毎日のセルフケアでしっかりと落としてあげましょう。

また汚れが落としきれない部分は歯科医院でケアしていきましょう。

取り外しのできるリテーナーはお口に入れるものなので、洗浄剤を使っていつもキレイにしておきましょう。

細菌がついたままでは虫歯のリスクが高くなってしまうこともありますし、カビなどが生えてしまうと衛生的にも良くありません。

正しい方法でリテーナーを洗浄して清潔に保ってくださいね。

著者紹介

森デンタルクリニック 院長 森 健

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